平成25年度より院内急変対策チーム(以後、RRTとする)を立ち上げ、院内急変を減らすという目的のもと活動を行っています。RRTは、医師と看護師(診療看護師、集中ケア認定看護師、救急看護認定看護師)で構成しています。

RRTの活動の一つとして、患者の異常の早期発見のため毎週1回各病棟をラウンドし、異常の早期発見やチームとして治療介入を行っています(介入方法については図1参照)。RRT介入件数については、H26年度より毎年100件程度介入を行っています(図2)。ラウンド時の相談内容のほとんどが呼吸ケアに関するものとなっており(図3)、平成26年度・平成27年度も同様に呼吸ケアに関するものがラウンド時の相談内容の多くを占めていました。病棟ごとの介入件数は図4のとおりです。呼吸の変化は状態悪化の前兆になることも多いため、呼吸に関する観察が重要になります。今後もRRTのラウンドを通して患者の異常の早期発見に努めていきます。

※RRT=Rapid Response Team

 

 

RRTの介入件数の多くが呼吸に関する内容です。呼吸に関する観察内容は多岐にわたりますが、今回病棟看護師の呼吸回数の測定状況を調査しました。呼吸回数の測定状況を調査すると、呼吸回数が測定できていない現状が明らかとなりました。そこで、病棟毎に呼吸回数が測定できるように対策を立て介入を行いました。対策を立案し介入すると、全病棟において呼吸回数の測定実施率の上昇を認めることができました(図5)。呼吸回数の変化は患者さんを観察するうえで非常に重要な観察項目となります。今後も継続して呼吸回数が測定できているかどうか調査を行っていきたいと思います。

 

 

H28年3月にコードブルー訓練を実施しました。当院は、コードブルーコールの使用数が少ない現状があります。そこで、RRTが主体となりコードブルー訓練の企画運営を行いました。実際に訓練を行ったことで、様々な現状と課題が明らかとなりました。今後も定期的にコードブルー訓練を企画運営し、患者対応にあたっていきたいと思います。

 

(訓練時の様子)